自然音日記 《 目 次 》


《雨に鳴く鳥》  28号

この年は一万キロも走って雨に祟られ成果なし、そんな中、二つの録音が録れた。富士4合目あたりのブナ林の雨の中で鳴くウグイス。そして北八ヶ岳の山小屋、深夜に鳴く鳥の声とトタン屋根に落ちる雨音だ。テンテン、ポン、タンタン、極めて体調が悪い中での録音だが、この雨音が脳に快感をもたらしてくれる。

《三度 龍ノ山に⋯》 27号

一度目は滑落。二度目は雪に足をとられて膝裏の筋を痛め、散々な冬山登山の録音だった。

3度目は、ようやく何事もなく無事帰還。

洞窟の入り口には8メートルにもなろうかという巨大なツララが下がっていた。

今回は酒の発酵の音、白鳥の声も録音できた。



《シンクロの話し》 26号

口止めをされているので大っぴらには語れませんが、伝聴研のトレーニングシステムはシンクロナイズドスイミングの選手強化に、リオデジャネイロオリンピック直前から提供させて頂いています。

《肋骨2本折った》 25号

この年の2月、裏磐梯の友人から三度龍ノ山の冬山登山の誘いが来ていた。行きたくないし、また怪我をすると思っていた矢先、「今年は雪が少ないので登れない」と連絡があって喜んだつかの間、雨上がりのベランダに出て滑って転んで、脇腹を打った⋯。「祟られていた訳じゃなかった!」



★  《ニゴイの産卵》 24号

仕事の関係で裏磐梯の春の録音時期を一週間ほど遅くなってしまった。もう鳥は居ないだろうなと思いつつ行ったが案の定どこにもさえずりがない。ヘラブナの産卵時期も終わっている。途方に暮れて橋のらんかんに佇んでいると川の上流から水が跳ねる音が微かに聞こえた??

★またやってしまった。23号

喜多方市の山奥、頂上付近に洞窟があり、氷筍に落ちる音の収録に再び慣れない冬山へ登った。今回こそ無事で帰らなければと、無事頂上に到着、行ってみると氷柱は全部溶けてなくなっていた。直ぐに引き返した。急斜面が終わりかかった所で片足を雪に取られた⋯



★「こんなおっかない所で何やってんすか?」 22号

一年ほど前に見つけた広大な草原。車の音も入らず、雨、風さえなければほぼ100%録音できるという夢のような草原だ。しかし太陽が沈むと一変、それは恐ろしい場所になるが、録音中車が故障⋯。

★ 冬山へ(裏磐梯)会報21号

毎春恒例になっている裏磐梯の録音旅行。

喜多方市の山奥の洞窟にツララから氷筍に落ちる水滴が素敵な所があると紹介され、一メートルも積もる雪山に登る事になった。

こんな事が起こるとは夢にも思わず⋯



★ 再度石垣島へ  20号

取引先の方二人を録音旅行のついでに石垣島、西表島に案内した。梅雨明けの島の暑さに閉口したが、幸い連日の快晴。またまた珍道中になってしまった。天候にも恵まれ南の島の美しさを満喫⋯。

★《富士の鳥》 19号

このシステムに自然音を使おうと録音を始めた頃、寝る暇もなく深夜車を走らせて夜明けに到着という生活を繰り返していた。そんな時偶然にとれた録音。しかし、この後にとんでもない事態に⋯



★ 分杭峠へ 18号

当時盛んに通っていたしらびそ高原。分杭峠はその道中にある。時々峠の頂上に車が一台。二台と増えていった。

ある時突然林道ができて駐車場が完備されていた。分杭峠が有名になった時だ。その後「ゼロ磁場は私が発見しました」という方が見えた。私は「感じた事がない」。と言うとムスっとし、「実は場所が少し違うんです」というが、その場所は教えてくれなかった。それなら⋯

★   広大な草原 17号

前年に見つけた広大な草原。翌年の春、鳥もいそうだと芽吹時期に出掛けて行ったがあいにくの曇り。草原一帯に霧につつまれていた。が、ピキピキ鳴いている鳥の声⋯。雨が心配だったが、折角きたのだからと全く期待せずに録音機をしかけて場所を移動。幸い雨にもならなかったかわりに収穫ゼロ。帰ってから調べてみると⋯



★   久米島へ   16号

久米島には広大な砂浜が海に浮かんでいる。

久米島に住んでいる会員にお願いして様々な手配をして頂いた。期待を膨らませて出発と思ったら、出発前から何か嫌な予感が。また珍道中になってしまうとは⋯。

★熊野市の花火大会へ15号

「体感震度7」洞窟から吹き出す花火。

このキャッチフレーズに誘われた。諏訪湖の花火の翌々日に開催される。諏訪湖の録音を済ませ、熊野へ出発。初めての地での録音場所を念入りに偵察。夕方、イザ録音現場へ。まさかこんな事が起ころうとは⋯



★ 花火の録音 諏訪14号

今年こそは良い録音を。とかれこれ20年も諏訪湖に通っているが未だ叶わず。

花火は音なので、自分が見なければ録音できる場所があるのではないかと思いなおし、改めて場所探しをしてみると、「え〜〜⋯」

★自然が発するノイズが…13号

人間も自然の中に一員、自然はタダ。ということで自然音の録音を始めた。

これが間違いの始めだった。何年やっても録音はノイズに埋もれてしまう。何故??

睡眠を削って録音に出る。機材もプロ用を一式揃えたがどうにもならない。ある時、もしかすると!と録音を中止して調べまくった。「まさか!こんな事があろうとは!」



★   徳之島の悲劇   会報12号

沖縄でのセミナー帰りに折角きたのだからと徳之島に渡った。

12月4日の沖縄は29度という暖かさ。徳之島で飛行機を降りたら横殴りの雨、あまりの寒さに震え上がった。迎えに来たペンションのオーナーは半袖、半ズボン。部屋に入って全部着込んでも震えが止まらない。

★《友人のペンションに》11号

奄美大島の辺ぴな海岸を歩いている時、鳴るはずのないPHSに突然着信があった。出てみると裏磐梯の友人から「オオジシギが来ているよ」と。

変わったこの鳥、乱舞の音をもう数年追いかけていたが録音できない。帰ってから直ぐに裏磐梯へ出掛けた。



★ 《奄美大島へ》 10号

素晴らしい音がする海岸を見つけながら録音できない奄美大島のとある海岸。5度目のチャレンジで今回はこの海岸だけで4日間を予定した。ペンションに到着したら疲れか水か、お腹がゴロゴロ。一難去って加計呂麻島へ移動と思って出発したら、「なんてこった!」。「またなんてこった!」。の5連発、どうなっているんだろう!

★《快適なフェリーの旅》9号

‘ミラクルサウンドBOX’の説明で全国の七田チャイルドアカデミーの教室へ説明会に回った。参加者全員にヘッドフォンで音源を聴かせるために荷物が多い。当然車での移動になる。

ある時は四国へ、また新潟から米子に移動。13時間走りっぱなし。スピード違反で捕まる。

そんな時フェリーで行ってみたらと思い付いた



★島巡り《無人島へ》 8号

ロタ島日記


西表島へ渡った。珊瑚の欠片でできた無人島があると聞きつけた。夜行くのは禁止と言うが、ここまできたら行くしかない。釣り船を持っているという人に出会い、船の音が無くなる夜の録音を目指して夕暮れ時に渡った。洋上に浮かぶ50×150メートル標高3メートル程度、草木一本もない小島だ。日が落ちるといきなり風が出て気音が落ちる。まさかこんな事が起ころうとは⋯。

関連会社からサイパンに招待されて2泊した。その気候風土が忘れられず、会社を興して3年目、夫婦でサイパンとガム島の中間のロタ島に行った。日本人が経営するロッジ。車で走ると15分程度で走りきってしまう程の小さな島が太平洋に浮かんでいる。まるでヒョコリひょうたん島を彷彿とさせる。島全体が絶景、夢のような3日間だった。こんな綺麗な所で日本軍が戦ったかのかと⋯。